SIPLACE Measuring Feeder X
24.06.2020
SIPLACE Measuring Feeder Xは部品の値を測定するもので、フィーダーではありません。他のSIPLACE Xフィーダーと同じ設計・インターフェースになっていることから、「フィーダー」という名称が付いています。柔軟性が高く、マシン稼働中でも着脱が可能で、多品種生産の複雑なセットアップ工程をサポートします。
SIPLACE Measuring Feeder Xは、0.3×0.6mm~3.2×6.0mmのコンデンサ、抵抗、インダクタ、ダイオード(極性)のような部品の値を測定できます。
新しい部品がセットされると、最初の部品を測定し、測定結果をSIPLACE Proの設定に適合するかどうかチェックします。最初の部品が適合すれば、同じテープの次の部品からプリント基板に実装します。
ただし、適合しない場合は、フィーダーからのピックアップがロックされることになります。適合しない理由はいくつか考えられます。
- 部品に欠陥がある
- パッケージに間違ったラベルが付いている
- 何も機能を持たない偽部品
通常は部品全てを検査する必要はありませんが、抜き取り検査は全ロットで実施します。各テープの最初の部品は、セットアップが正しく行われているかどうかを検証するために必ず測定します。
SIPLACE Measuring Feeder Xを利用するメリット:
- 測定することでセットアップ状況を確認し、誤った部品が吸着される危険性をなくします。
- 誤ったセットアップを行う、リールに誤ったラベルを付けるといったオペレーターのミスや、トラックエラーを検出すると、自動ロックが作動し、エラーを削減します。
- スプライス検出機能を導入している場合は、前のリールに正しいリールが接合されているかどうかをマシンが自動的に検査します。
- 実装中も定期的に測定することで、偽部品を検出できます。
- リワーク作業を削減できます。
- 部品コストを低減できます。
SIPLACE Measuring Feeder Xの詳細については、公式サイトをご覧いただくか、または担当窓口(smt-solutions.jp@asmpt.com)にお問い合わせください。