電子機器メーカーが 経済的に合理的な方法で自動化を推進する方法
21.03.2022
投資利益率(ROI)の観点に立った場合、自動化を推進する意味はどの程度あるのでしょうか? 自動化を安全かつ系統的に開始するには、どこでどのようにすれば良いのでしょうか? そして、ハードウェアとソフトウェアがもたらす真の改善とは何でしょうか? ASMの新たな生動画配信シリーズでは、「オープンオートメーションに関する事実」というタイトルの元、以上の疑問および製造現場でのデジタルトランスフォーメーションに関するその他多くのご質問にお答えします。すべては2022年3月23日、「20-80の法則:経済的に合理的な方法による自動化」というタイトルで始まります。
統合型スマートファクトリーを実現するために、すぐに使える地図はありません。国際競争が激化し、多くの地域で深刻な労働者不足に陥ったことにより、製造現場の多くでデジタルトランスフォーメーションが推進され、革新的製品の効率的な開発、市場投入までの時間に加え、それらに関連する競争上の優位性にも影響が及んでいます。しかし、どれほどの自動化が実際に成功しているのでしょうか? そして、電子機器メーカーが自社に最適な自動化の程度とその導入スケジュールを信頼性高く秩序だった方法で判断するには、どうすれば良いのでしょうか?
ASMは「オープンオートメーションに関する事実」という新しい生動画配信シリーズを通じ、SMTの世界的な注目エリアとの関係性、専門家へのインタビュー、実際のSMT製造現場における自動化の事例など、貴重な情報の数々を毎月1時間の長さでお届けします。そこでは、なぜ自動化なのか? どうしたらROIの観点で意味をなすように各製造工程を改善できるのか? ソフトウェアで何を実現できるのか? ハードウェアは何をもたらすのか? 統合されたマシン間通信および人間とマシンの間の通信は、製造現場でどのように機能するのか? そして、企業のあらゆるレベルでの垂直的コミュニケーションについてはどうなのか? といった疑問にお答えします。
ASMのオンライン学習および情報管理部門を担当するLaszlo Serenyが英語での配信を行い、スタジオゲストとして実績のある専門家をお迎えします。配信中および配信後には、ASMのオートメーション説明員が視聴者のご質問に喜んでお答えします。
3月から開始:「自動化にイエス、コストにはノー!」
「オープンオートメーションに関する事実」の配信シリーズは、2022年3月23日に「20-80の法則:経済的に合理的な方法による自動化」というタイトルで始まります。初回の配信では、SMT生産を自動化することによる具体的な効果を検証し、電子機器メーカーがパレートの法則を用いて各段階での自動化に投資しつつ、ROIの視点も失わないようにする方法を説明します。
「自動化は、それ自体が目的ではありません。柔軟性に欠ける“完全自動”や“ダークファクトリー”などのコンセプトによって期待された結果がもたらされることはほとんどありません。」そう語るのは、ASMPTでグローバルソリューションマーケティング部門を担当するAlexander Hagenfeldtです。「いかなる変化でも、電子機器メーカーに利益をもたらし、そのコスト効率、柔軟性、製品品質を向上させなくてはなりません。ここで、配備されたリソースの20%が成果の80%をもたらすというパレートの法則が作用します。1%の改善を実現するには、それに不釣り合いな額の資金を投入する必要があるのです」と、同氏は説明します。
視聴および参加方法
このライブ配信は、ASMのYouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/asmsmtsolutions)からどなたでもご視聴いただけます。
毎回の配信は、当社の国際的な取り組みに沿って、各配信日の午前9時と午後4時(中央ヨーロッパ時間)の2回にわたって行われます。
「オープンオートメーションに関する事実」の配信シリーズに関する詳細については、ASMのイベントウェブサイト(https://facts-on-open-automation.asm-smt-events.com)をご覧ください。
ASMがもたらすオープンオートメーション
テクノロジーをリードするASMPTは、オープンオートメーションによって、高価で柔軟性がなく完全自動化された製造現場に代わるオープンソースの自動化コンセプトを提案します。オープンで柔軟なこのモジュール式アプローチでは、継ぎ目のないマシン間通信を、統合されたサードパーティ製ソリューションや既存のシステムと組み合わせます。それにより、電子機器メーカーは自社の要件に従って独自の統合型スマートファクトリーを段階的に導入しながら、投資効率を最適化するという視点も失わずに済むのです。