電子機器メーカーが注目する統合型スマートファクトリーソリューション
19.10.2020
中国の深圳で開催された 2020 年度のNepcon Asia(ネプコンアジア)展示会で、ASMは盛況を収めました。中国のモバイルロボットメーカーHikrobot社と共同開発した AIV (自動搬送ロボット)対応の自動材料物流 システムと段取り替えを備えた統合型スマートファクトリーコーナーでのデモンストレーションには、多数の来場者が集まり、AR(拡張現実) などの最新のプレゼンテーションでSMT ラインのデモンストレーションが実施されました。またブースでは、自動でプロセスを最適化する世界初の自己学習インラインエキスパートシステムである ASM ProcessExpert やDEK TQ ステンシル印刷機、統合型スマート SMTファクトリー用のソフトウェアインフラストラクチャであるモジュール式ソフトウェアパッケージ ASM Works などが展示され、注目を集めました。また、SIPLACE SX、 SIPLACE TX、SIPLACE TX micronの実装ソリューションを23%も高速化する最新の SIPLACE Speedstar 実装ヘッドも展示されました。展示会開催中にDEK TQ と ASM ProcessExpert は、 SMT Chinaの Vision Award を受賞しました。特にDEK TQ は、速度、設置面積、機能性、ウェット印刷の精度における卓越した性能が評価され、最終候補に残った製品の中で最高スコアを獲得し、Vision Awardの最高レベルであるVision Excellence Award を受賞しました。
「この展示会で ASM の革新的技術を拝見できたことをとてもうれしく思います。スマートファクトリーの画期的ソリューションの中でも、私が個人的に特に気に入っているのは、 AIV(自動搬送ロボット)対応の自動材料物流ソリューションです。」コロナ禍以降のニューノーマル時代においても、 ASM は一貫して、電子機器メーカーに強力な技術およびサービスサポートを提供することで、生産の再開、開発の継続、さらにスマートファクトリーの実現をお約束します。ASM は、実装機械および印刷機械業界で最先端の技術とプロセス品質を確立しており、他社に先駆けて2017年末に中国の電気機器メーカーOPPO による スマートファクトリーの先進的コンセプト開発を支援しました。「すでに、統合化とテストの第 1 段階は成功裏に完了しています。
OPPO における ASM統合型スマートファクトリー方式の継続的な実装と導入により、両社は生産の自動化、プロセスの最適化、また他の側面でも、より広範かつ細部にわたる協力体制を構築していきます」と、 Guangdong OPPO Mobile Telecommunications Co., Ltd.のシニアマネージャのHe Aitingは述べています。
デモンストレーション:自動化された材料物流とセットアップ切り替え
統合型スマートファクトリーコーナーでは成功事例を紹介し、ASM と Hikrobot が共同で、 AIV 自動材料物流とライン切り替えソリューションのデモを実施しました。AIV(自動搬送ロボット) を使用して、 SMT実装機と正確に接続し、 ASMファクトリーソリューションのソフトウェアで制御された材料準備エリアから生産ラインまでの自動材料セットアップを実現し、プロセス全体を通して手動操作の必要がなくなります。2 つの部品テープリールを自動的に挿入する機能を備え、補充作業を簡素化し、頻度を減らす新しい ASM オートリフィルフィーダーは、このデモで特別な役割を果たしました。ブースに展示した自動材料物流システムは、中国の ASM SMT デモセンターでの試行に成功しており、現在、関心を持つメーカーからのご予約やお問い合わせを受け付けています。
「AIV(自動搬送ロボット) を生産現場に導入することで、柔軟な展開、迅速な拡張、高精度なポジショニング、安全性、信頼性などのメリットが得られます。これはまた、 ASM が電子機器メーカーのスマートファクトリーの実現を支援するプロセスの 1 つでもあります。すでにASMソリューションをご利用のお客様も、継続的なアップグレードや改善により、品質、性能、柔軟性の向上メリットが得られます。 統合型スマートファクトリー導入を検討している電子機器メーカーにとって、ASMは強力なパートナーです」と ASM の中華圏ソリューション担当副社長兼マネージングディレクターの Herbert Hofmannは述べています。
詳しくは、smt-solutions.jp@asmt.comにお問い合わせください。